アマゾン、オークランド西部データセンター計画を中止、4500万ドルの損失
アマゾンは、オークランド西部Westgate地区に計画していたデータセンターの開発を中止し、関連する資産の減損により約4500万ドルの損失を計上しました。
この減損により、子会社は前年度の利益から赤字に転落しました。
アマゾンは今後は自社データセンターの建設ではなく、サーバーやネットワーク機器の購入、他データセンターのリースの活用といった「リース&装備」モデルに戦略をシフトしているようです。
総資産は6億5千万ドルを超え、引き続きニュージーランドでの投資を継続しています。
Amazonのニュージーランドにおけるデータセンター計画が頓挫し、約4500万ドルの減損処理を行ったことが判明しました。これは、計画されていたオークランド西部の大規模データセンター開発を中止したためです。同社の財務諸表から明らかになったこの動きは、今後のインフラ投資戦略の転換を示唆しています。
大規模開発の中止と減損処理
Amazon Data Services New Zealand Ltdの2025年12月31日時点の財務諸表によると、同社は計画されていた開発を継続しないと判断し、4490万ドルの減損を計上したとのことです。この減損は、土地保有資産の価値を約6270万ドルに引き下げたものです。
具体的な所在地は明記されていませんが、Amazonがニュージーランドで公表していた唯一の新規開発プロジェクトは、オークランド西ゲートでのハイパースケールデータセンター建設でした。この規模の減損と未開発の土地への言及から、このプロジェクトが減損の対象となったと見られています。
事業戦略の転換と投資のシフト
この減損処理により、同子会社は2025年度に税引前3600万ドルの損失を計上し、前年の黒字から転換しました。しかし、同社全体の資産は6億5000万ドルを超えており、ニュージーランドでの投資自体は継続している様子がうかがえます。
注目されるのは、新規建設から「リース&装備」モデルへの移行です。設備資産は2024年末から2025年末にかけて約500万ドルから2億5000万ドル以上に急増しています。これは、自前で土地を確保して建設するのではなく、既存のデータセンターの容量を借りて機器を導入していく戦略にシフトしていると分析されています。
インフラ投資の新たな方向性
同社は、建設資産をゼロに減少させる一方で、ネットワーク機器やサーバー、および他社データセンターのリース容量への投資を強化しています。将来のリースコミットメントも1億6200万ドルに上る見込みです。
この動きは、データセンターの建設コストやリードタイムの増大といった課題に対応するための戦略的な判断と見られています。自社で大規模なインフラを構築するよりも、柔軟に外部リソースを活用する方が、現在の市場環境下では効率的であると判断された可能性があります。
今後の戦略的展望
大規模な新規建設を断念し、リースと装備を組み合わせた運用モデルに舵を切ったAmazonの動きは、データセンター市場の成熟と変化を反映していると言えます。今後、同社がどのように既存のパートナーシップやリーシング戦略を深化させていくのかが注目されます。
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10:33 am today
The site which was planned to be used by Amazon in Westgate, Auckland.
Photo: Google Maps / Screenshot
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