クルーズ船で発生したハンタウイルス感染症の最新情報
オランダのクルーズ船でハンタウイルス感染者が確認され、世界保健機関(WHO)は、これまでに8人の感染者を確認、新たな感染者はないと発表しました。
乗客は米国や12カ国に分散しており、接触者追跡が行われています。
人から人への感染はまれで、WHOは感染リスクを低いと評価しています。
治療法はなく、対症療法が中心となります。
オランダの航空会社で働く客室乗務員に、ハンタウイルスが検出されたと発表されました。クルーズ船「MV ホンディウス」での集団感染と関連がある模様で、現在、乗客の健康状態や感染拡大の状況が注視されています。世界保健機関(WHO)は、現時点でのリスクは低いと評価していますが、複数の国で感染者の動向を追跡しています。
クルーズ船内での集団感染と感染経路の特定
クルーズ船「MV ホンディウス」では、乗客と乗組員の間でハンタウイルス感染症の集団発生が確認されています。現時点(2026年5月7日)で、確認された感染者数は8名とのことです。この船は、南アフリカのヨハネスブルクからオランダのアムステルダムへのフライトで、客室乗務員が搭乗したこともあり、新たな感染の広がりが懸念されています。ハンタウイルスは、げっ歯類(ネズミなど)の排泄物や唾液に由来するウイルスで、主に吸い込みによって感染します。人から人への感染はまれで、2~5%程度とされています。
なお、2018年にアルゼンチンで発生したエプウェン集団発生の事例を参考に、感染経路の特定や感染拡大の抑制に役立てているとのことです。
感染拡大への警戒と国際的な動向
WHOは、現時点で新たな症例の報告はないと発表していますが、米国(アリゾナ州、カリフォルニア州、ジョージア州、テキサス州、バージニア州)を含む12カ国以上で、下船した乗客の動向を追跡しています。これは、感染が拡大する可能性を考慮した措置と考えられます。クルーズ船は、乗客が多数乗り込むため、感染症が拡大しやすい環境にあるため、乗船者全員のスクリーニングや隔離が必要となる場合があります。
クルーズ船は、スペインのテネリフェ島に5月11日に到着予定で、乗客全員の検疫後、下船する予定です。
症状と注意点:COVID-19との違い
ハンタウイルス感染症の初期症状としては、発熱、筋肉痛、倦怠感、頭痛、めまい、腹痛などが挙げられます。重症化すると、咳、呼吸困難、胸の不快感、呼吸の速さ、肺炎、ショックなどの症状が現れることもあります。WHOの専門家は、ハンタウイルス感染症はCOVID-19やインフルエンザとは異なり、感染の広がり方も異なるとしています。重症化の兆候が見られた場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。
ハンタウイルス感染症は、早期に発見し適切な治療を行うことで、重症化を防ぐことができます。しかし、呼吸困難などの症状が出た場合は、緊急の医療処置が必要となるため、注意が必要です。
まとめ
今回の事態を受け、各国は感染拡大防止に向けて情報共有や連携を強化していくと見られます。クルーズ船での感染症対策の重要性が改めて認識されるとともに、今後の国際的なクルーズ旅行への影響も懸念されます。
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MV Hondius Outbreak
Deaths
Cases
※ 著作権に配慮し、引用は冒頭3段落までです。続きは元記事をご覧ください。